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風をあつめて 第7章

2010年10月15日(金)/at MUSICASA
朗読:松浦このみ
ピアノ:西村由紀江
作品:道尾秀介作「流れ星のつくり方」

西村由紀江さんと公演をするようになって、七回目、 ムジカーザでの私の公演は、12年になりました。
続けることは大変なことではありますが、 自分にとって、生でみなさんの前で朗読を聞いていただくことは、 今や「必要で大切なこと」になっています。
なので、継続することは、負担よりも、楽しみに感ずることのほうが勝っています。 おそらくそうでなければ、続かないのだろう、と思います。
この公演が私の心の中で、生きている中で、そういう存在になってくれたことは、とてもうれしいです。

西村さんのピアノも、毎年進化しているのを感じます。
それは、とても凄いことだと思います。
西村さんもきっと今、改めてピアノを弾くことが、 ここまでつみあげてきたからこその新しい領域に入り、楽しいのだろう、 ということが伝わってきます。

力強くなり、体中で音楽を表現するようになり、でも持ち前の繊細さも失っていない。
人の可能性は無限大だな、ということをとても感じます。
だから年齢を重ねることが楽しいです。

とてもありがたいのは、お客様の心のこもった拍手です。
特に今年は、まだ何もはじまっていないのに、私が出て行って、礼、をするだけで、 とても盛大な拍手をいただきました。
楽しみにしてくださっていたのかな、と勇気をもらいます。 ありがとうございます。

松浦このみ