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風をあつめて 第20章

2023年10月14日(土)/at MUSICASA

朗 読:松浦このみ
ピアノ:西村由紀江
演 目:「人生は森のなかの一日」長田弘 作(クレヨンハウス刊「詩ふたつ」所収)
    「よだかの星」宮沢賢治 作(ちくま文庫刊「宮沢賢治全集5」所収)
    「オリーブの実るころ」中島京子 作(講談社刊「オリーブの実るころ」所収)

第一章を聞きにいらしてくださっていた方はいらっしゃいますか?
と、昼の部のMCの中で、由紀江さんがお客様に問いかけてくださいました。
お一人、いらっしゃいました。

その方の中にも、これまでどこかの年にいらしてくださっていた全ての方の中にも、
毎年一章ずつ刻む時間が、人生をつくる細胞のひとつのように、存在している。
そう思うと、改めて感謝の気持ちで頭が下がる思いがしました。

長田弘さんの詩と、宮沢賢治「よだかの星」は、
由紀江さんのピアノに加えて、西村直晃さんに森や宇宙空間へ連れていっていただく音をつくっていただきました。

長田さんの詩に描き出された心情、
よだかの懸命に居場所を求める姿、
中島京子さんの「オリーブの実るころ」の登場人物たち、
どれもに共感と愛情を持って過ごせた稽古期間の三ヵ月が、本当に幸せでした。

全ての皆様、ありがとうございました。

初めて撮影をお願いした、カメラマン横田敦史さんの写真で、
どうぞ当日の様子をご覧ください。

松浦このみ
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