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風をあつめて 第13章

2016年10月15日(土)/at MUSICASA
朗読:松浦このみ
ピアノ:西村由紀江
作品:中島京子作「妻が椎茸だったころ」/江戸川乱歩作「人でなしの恋」

最近、「表現」には繊細にこめる表現と、
大きなwave感を生む表現と両方が大切だな、ということを感ずることが多くなりました。

たとえば「優しい」という言葉が目の前に書いてあると、
つい、目の前の言葉そのものを優しく表現することをしがちですが、
実は前後3行くらい全体で「優しさ」を語っていることが多いです。

この3行の優しさの表現は大きなwaveではないと出せなかったりする。

この大きなwaveがもたらす生命力のような、
そういうものをかっこよく表現できるようになりたい、と、とても思います。

由紀江さんのピアノは、年々力強く、奥深く
この表現の波を起こすことをサポートしてくださいます。

「風をあつめて第13章」
朗読に対して、新しい気づきと、まだまだ奥深くが広がっていることを私に教えてくれる場です。

今年も応援してくださり、ありがとうございました。

松浦このみ

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